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食事療法をしても、運動療法をしてもやせない場合、最終手段として薬物や手術による肥満治療という方法があります。肥満治療をせずに放置しておくと、高血圧や高脂血症、糖尿病などの病気になりやすく、高度な肥満の場合は生命の危機もあります。よって手術による肥満治療はアメリカにおいてはかなり普及しているようです。アメリカにおいての肥満治療(手術)を受ける基準は、BMIが40以上、またはBMIが35以上で高血圧、高脂血症、糖尿病などの危険因子が二つ以上です。手術による肥満治療に方法は半永久的に肥満になりません。しかし、手術による肥満治療の方法は、手術後の栄養管理と長期のフォローアップが必要で、日本においてはアメリカほど手術による肥満治療は普及されていないのが現状です。
口から入った食物は、基本的には胃で消化され、小腸で吸収されます。肥満治療の手術の方法はそのどこかを手術で切り取ってしまうという方法です。一般的には、胃の容積を50ml程度に縮小させる胃縫縮術という方法が主流となっています。手術によって胃を全部切除してしまう方法もあるようです。または、小腸の一部を切除し、残りを胃と縫合する手術の方法もあります。肥満治療の手術というと、皮下脂肪の吸引をする美容整形外科での手術が思い浮かばれますが、肥満治療として手術をするという方法は、日本においてはまだ馴染みはありませんが、高度肥満者の多いアメリカではすでに日常化しているようです。しかし、日本においても肥満者が増加している現在、手術による肥満治療の方法に取り組む医療機関が増えているようです。
現在では肥満治療の手術の方法も進歩し、開腹手術ばかりでなく、腹腔鏡手術が多くなってきました。この手術の方法であれば術後の痛みや感染などが少なく、早期退院、社会復帰が可能です。肥満治療の手術を受けると、肥満に関する病気の心配がなくなります。高血圧、高コレステロール、糖尿病、痛風、などの生活習慣病を併せ持つ肥満者が、手術後は健康な体を手に入れることができるのです。また、膝の痛みがなくなる、足の爪を自分で切ることができる、などの日常生活の中でもいい変化があらわれ、手術の満足度は高いようです。しかし、肥満治療の手術の後の管理は不可欠。栄養管理や精神面におけるサポートなどがしっかりしていないと成功とはいえないとされています。
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