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肥満になる原因として、ライフスタイルだけでなく遺伝子もその原因になるということが分かっています。肥満遺伝子という単一の遺伝子はありませんが、肥満遺伝子に関係するといわれている遺伝子にエネルギー倹約遺伝子というものがあります。食べる物が充分でない環境において、少ない摂取カロリーで生存でき、余分なエネルギーを無駄にすることなく脂肪として蓄積できる遺伝子・エネルギー倹約遺伝子が備わるようになったといわれています。過度の肥満は生存するのに不利になります。そこで視床下部に、脂肪蓄積量を感知する機能がレプチンを介して備わり、脂肪蓄積量を適切に保つ機能ができたとされています。この機能にも、肥満遺伝子にも個人差があるため、食べる量が同じでも、肥満になったり、ならなかったりという違いが生じてくるのです。
肥満遺伝子を検査することで、太る原因や体のどこに脂肪がつきやすいかなどを理解し、自分に合ったダイエット方法を見つけることができます。検査するのは3種類の肥満遺伝子。ベータ3アドレナリン受容体遺伝子、UCP1遺伝子、ベータ2アドレナリン受容体遺伝子という肥満遺伝子について検査します。ベータ3アドレナリン受容体遺伝子は日本人には3人に1人が変異を持っているといわれ、1日あたりの基礎代謝量が非保有者より200kcalほど少ないことが分かっています。UCP1遺伝子を持つ人は、1日あたりの基礎代謝量が非保有者より80〜100kcalほど少なく、下半身に皮下脂肪が蓄積されやすいのが特徴です。ベータ2アドレナリン受容体遺伝子は肥満遺伝子ではなく、肥満遺伝子の逆の遺伝子といえます。1日あたりの基礎代謝量が非保有者より200kcalほど高いのです。太りにくいのが特徴です。
肥満遺伝子の検査は医療機関でできますが、現在では、在宅で肥満遺伝子の検査ができるキットがあります。検査の方法は自宅に送られた肥満遺伝子の検査キットに入っている綿棒を口の中の頬に当てるだけです。同封の書類に必要事項を記入し検体と書類を郵送すると、肥満遺伝子の検査の結果と体質に合わせたダイエット方法などのアドバイスが郵送されてきます。さらに普段の食事の内容から分析された栄養に関する結果も教えてもらえるので、健康管理にも役に立ちます。検査の結果はおよそ1週間程度で返送されてきます。検査キットのこの検査によって自分の肥満遺伝子について知ることができ、効率よくダイエットをしていくことが可能です。
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